弱い自分と魔法の鏡。
皆さんは自分をどんな人間だと思っていますか?
私は客観的に自分を見ると、悪い部分ばかり見えてしまいます。
それに比べ他人を見ていると、良い部分ばかり見えてきます。
私に無いものを、他の人はたくさん持っている。
反面私には何も無い。
他人からいくら褒められてもその気持ちは変わることはありません。
自分は自分に対してとんでもなく頑固で、優しくなれません。
他人が落ち込んでいると胸が痛んで優しくしたいと思うのに、自分が落ち込んでいても余計に責めるだけで、救うことすら考えられない。
私は他人に優しくしている自分に酔っているのだと思います。
自分に一番近い自分に優しく出来ないのは、本当の優しさだと思えないのです。
エゴの塊の私は、いつもひとりぼっちだと思い込んでいます。
それはきっと他人は私を傷つけるものだと、自分と他人を重ね合わせているのかもしれません。
八方美人を自覚しながらも、それを辞めて人と深く関わるのを恐れています。
それなのに他人には本当の自分を知って欲しい。
そんなワガママな自分が大嫌いで、酷く憎らしいです。
自分の行いや駄目な日々を私は忘れる事が出来ません。
ネガティヴな綱に引っ張られて、自縛して脳を抑えつけているのです。
上手く過去からの支配から抜け出し、それを導いてくれる師のような人を私は探し続けているのかもしれません。
本を読むのも、きっと答えを探し続けているのだと思います。
けれど日常の中にそんな教えは無数に存在していて、それに怖がらずに目を向けていくのが、『生きていく』という事なんだと思います。
鏡の中の自分と手を重ねると、同じように触れてくれます。
自分の手を自分で握ってあげると、鼓動が伝わってきます。
他人と接するのも、きっとそういうことの繰り返しであることを忘れてはならないのでしょうね。